さくらのVPSを今更ながらに使ってみた。
今回の目的では512MBプランの20GBというHDD容量では不足していたため、家の常時起動のPCからマウントしてみることにした。
NFSv4+SSHの組み合わせを使ってマウントしてみたので以下、NFSサーバ側とVPS側の作業ログ
さくらVPS
今回はカスタムOSインストールでUbuntuの10.04を使用した。
インストールはさくらのカスタムOSインストールガイド参照。
http://support.sakura.ad.jp/manual/vps/mainte/custom_ubuntu.html
インストール後、FWを有効にするなど最低限の設定を行った。
続いて、NFSを導入する。
$ sudo apt-get install rpcbind nfs-common
NFSサーバ
今回はVMwarePlayer上でCentOS6.2を使用した。
minimal install版なのでネットワークから設定する。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 DEVICE="eth0" HWADDR="xx:xx:xx:xx:xx:xx" NM_CONTROLLED="yes" ONBOOT="yes" TYPE=Ethernet IPADDR=192.168.0.x NETMASK=255.255.255.0 GATEWAY=192.168.0.1 DNS1=192.168.0.1
ここでSSH等設定する。
あと、SELinuxを無効とした。
UIDをVPS側に合わせてユーザ作成。
idmapdとかを使ってUID等のマッピングをするのが正しいはずだが、
1ユーザのみの接続だけなので簡単に済ませた。
# groupadd -g 1000 polaroidoon # useradd -d /home/polaroidoon -m -u 1000 polaroidoon
NFS関係導入・・・は最初からパッケージが入っていた。
入ってなければ追加(試行錯誤したので若干不明)
# yum install nfs-utils
あとは設定しただけ。
許可するIPアドレスが127.0.0.1なのはVPSからSSHで接続して使うため。
# vi /etc/exports /mnt/forNFS 127.0.0.0/16(rw,sync,insecure,fsid=0) # /etc/rc.d/init.d/rpcbind restart # /etc/rc.d/init.d/nfs start
hosts.allow と hosts.denyを書く。
# vi /etc/hosts.allow ALL: 192.168.0. 127. sshd: xx.xxx.xx.xx # vi /etc/hosts.deny ALL:ALL
マウントする
マウントポイント作るとかの作業は省略。
以下、クライアント作業。
$ ssh -Nf -L 3333:127.0.0.1:2049 -p SSH_PORT_NO polaroidoon@example.com
$ sudo modprobe nfs $ sudo mount -t nfs4 -o rw,soft,intr,port=3333 127.0.0.1:/ /mnt/nfs-storage/
できあがり。
$ df Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sda1 19G 12G 5.9G 68% / none 245M 188K 245M 1% /dev none 249M 164K 249M 1% /dev/shm none 249M 204K 249M 1% /var/run none 249M 0 249M 0% /var/lock none 249M 0 249M 0% /lib/init/rw none 19G 12G 5.9G 68% /var/lib/ureadahead/debugfs 127.0.0.1:/ 99G 29G 66G 31% /mnt/nfs-storage
使ってみた結果
回線速度そのまま。
決して速くはない。ただ、遅くてもいいからストレージが増やしたい!って要望には応えられそう。
ただ、今回予定していた使い方には違う問題点が見つかったため、VPSは中止。
2週間の試用期間があってよかった・・・(2日使用)