謎レイヤーシフトを追え!MK3S+のUSBシリアル変換チップのファームウェア変更

はじめに

以前の記事でKlipper化したPrusa i3 MK3S+を今も現役で使っていますが、最近になってレイヤーシフトが発生するトラブルに遭遇しました。

aose.hatenablog.jp

症状

  • 印刷中に突然レイヤーがずれてしまう(レイヤーシフト)
  • いろいろな印刷物で発生
  • X軸Y軸どちらにも発生
  • 発生するタイミングは統一感がない

原因調査

最初はハードウェアのトラブル(ベルトやモーター、滑りなど)を疑いましたが、klipper.logを確認したところ、bytes_retransmitの値が0ではなく、印刷中ずっと増え続けていることに気付きました。
これがレイヤーシフトの直接的な原因でした。

調べてみると、MK3S+のメインボードに載っているUSBシリアル変換チップ(ATmega32U2)のソフトウェア不具合が原因で、通信エラーが頻発し、結果としてレイヤーシフトが発生することがあるようです。

解決方法

おまけ:調査のきっかけ

実は最初、完全にハードウェアの問題だと思い込んでいましたが、調べる前にChatGPTのDeepResearchで他の原因候補がないか確認したところ、このファームウェア問題がヒットしました。
今後は「まず裏取り」してから調査を進めようと、ちょっと感心した出来事でした。

同じ症状で悩んでいる方の参考になれば幸いです。