ヘッドフォンブック 2011買ってきた

ファイナルオーディオデザインのピアノフォルテがついてくると聞いて、つい買ってしまったのでイヤホンのレビューでもしてみる。


最初の感想は「あぁ、2000円の音だ。」というきわめて失礼なもの。
ベースだけがやけに気になる変な感じだった。
そこから1時間ちょっと聞いたあたりでやっとベースの音が収まってきた。
たぶん、ここからが本当の音。

2000円〜5000円くらいのイヤホンとかは大抵ドンシャリとか何かしら味付けして苦手なところがあるのを隠してる気がするんだけど、
このイヤホンは隠すのをあきらめてフラットに鳴らしてくれる。
しかも、いかにもイヤホンらしい耳で鳴ってるという感じが少なく、空間の広がりもある。

ただし、広がってもそこまで解像感のある音じゃないし繊細な音や余韻はスルーされてるので
演奏された空間というよりはラジカセのスピーカーの音の空間みたい。


結論:
興味本位で買うのはあり。
2000円でここまで鳴るのかという感動はある。
ただし、別に1万のイヤホンよりすごい!とかそんなわけではない。



あと、このイヤホンについて本の冒頭でレビューが書いてあるんだけど、さすがに持ち上げすぎ。このイヤホンにここまですばらしそうなレビューされると他のイヤホンやヘッドホンのレビューも実際はどんな音なんだ?と疑問に思ってしまう。