YAPC::Hiroshima 2024に行ってきました。
人生初のYAPCです。
Perlを書いてたのは若かりし頃で、あれから10年以上の月日が流れています。
聞いたトークの感想を。
入門EOL対応 ~SREが鉄板の流れ全部見せます編~
https://speakerdeck.com/ryuichi1208/ru-men-eoldui-ying
EOL、息の長いサービスとかを作っていると避けては通れなくて何度も遭遇してきていますが、こうして体系立てた内容を見たのは初めてでした。
EOL対応って評価されづらかったり、ステークホルダー探しも過去の経緯を発掘しないと分からなかったりと、苦しみも多いですが、技術を深く知る機会だったと気付かされました。
特にEOL対応で知る技術って、ちょっとした変更にも深い理由があったりするので、よりローレベルなレイヤへの理解を深めるキッカケになっていたなぁ、と。
経営・意思・エンジニアリング
https://tech.layerx.co.jp/entry/2024/02/11/170000
ありとあらゆるものがモジュールとみなされ、モジュール間にはインタフェースがあり・・・という経営というある種別世界を「ソフトウェア的思考」のレンズで見た。という感じでした。
組織間のインタフェースを作り込みをリファクタリングができる範囲に留める、は本当にそうだなぁと。
あんまり局所的に最適化しすぎると、変化が許容できないインタフェースになってること多いと気付かされました。
技術的負債、たしかに事業に追従できていて利益を出し続けているなら必要悪でもいいんだよなぁとか。本当に改修が必要ない場合に限るぞ!絶対にだぞ!
Amazon ECSで好きなだけ検証環境を起動できるOSSの設計・実装・運用
https://speakerdeck.com/fujiwara3/yapc-hiroshima-2024
「あのブランチの環境があとn個ほしい」と思い続けている私にぴったりの話でした。
エンジニアが対応すればさくっとデプロイされる・・・は、できていましたが、非エンジニアが立てられる・・・は実現したいことのひとつです。
まずはmirage-ecs使ってみないと。。。
"人は永続ストレージを管理したくない" 本当にそう。
永続ストレージなしで動かせるようにしておく、という思想はぜひ真似させていただきたいです。
変更容易性と理解容易性を支える自動テスト
https://speakerdeck.com/twada/automated-test-knowledge-from-savanna-202402-yapc-hiroshima-edition
この問いへの答えが揃わないことへの回答があった。
テストサイズという回答は従来よりずっと分かりやすいし、ブレが減ると感じました(とはいえMediumの範囲もまた難しいとも思ってしまいました。でっかいコンテナ作りすぎないようにしたい)。
あとはテストコードのない既存プロダクトにテスト自動化を導入していくには?に悩んでいたので、テストダブルを活用して徐々にサイズダウン(人力 → Large → Medium → Small)していく方法を知ることができてよかった。
好きな技術《コト》で、生きていく技術
https://speakerdeck.com/aereal/hao-kinaji-shu-koto-de-sheng-kiteikuji-shu
解像度を高める、仲間を増やす、手札を増やす・・・年齢を重ねるごとに本当にこれなんだろうな。と感じていたものが言語化されていました。
なにか新しいものを自身の仕事に取り入れたいときやるべきことってこうなるよなぁ。と。
解像度を高める、仲間を増やす、手札を増やす、これからも続けていきたいです。
古い技術について—SMTP現代事情つまみ食い—
https://speakerdeck.com/azumakuniyuki/gu-iji-shu-nituite-smtpxian-dai-shi-qing-tumamishi-i
ちょうど欲しかった。
SMTPからはできるだけ距離をとって生きてきたつもりでしたが、ちょうど向き合う時が来ていたので・・・
こんな分かりやすく解説されてるの遭遇したことありませんよホント。ありがとうございます。
現地の聴衆多かったし、質疑応答で相談会?が始まってて仲間がたくさんいることが分かって嬉しかったです
特別企画
GitHub Copilotの文脈でt_wadaさんが話されていた、キャリアを進めると可処分時間がなくなるから任せるものを増やしたほうがいい。という話は本当に最近痛感しているので、可処分時間の使い方とはもっと向き合っていきたいです。
家族との時間が増えて、自分だけの時間が今まででは信じられないくらい取れなくなりつつあるので、本当に本当に気をつけたい。
キーノート
多少ルーズでもシンプルなものは普及しやすい
経験から来るこの言葉は刺さるものがありました。
あと、--json
オプション私もほしくなりました。kubectl
とかについてて便利なんですよねアレ。
懇親会
お話していただいたみなさま、ありがとうございました!
YAPC限定ビールが幸せすぎたので、今度お店行ってみます。
たぶんここだったはず。
おわりに
継続することで見えてくるものや、挑戦することで見えるものがある、と気付かされるイベントでした。
YouTubeで見ても同じトークは見られたかもしれませんが、現地だからこそ得られた熱量があった気がします。
ふと確認すると、このブログもはてなダイアリー時代から14年近く続いているようです。
歩みの遅い時期もあるとは思いますが、これからも挑戦とアウトプットを継続していきたいですね。