やった!ねんがんの3Dプリンタを購入したぞ!
ということで購入しました3Dプリンタ。
7月の購入から2ヶ月近く経過し、たくさんの失敗と小さな成功体験と面倒なトラブルを積み重ねて苦しんで楽しんでいるところです。
今回は機種選定~購入~日々遊べる状態までの記録です。
下調べ
かねてより欲しいと思いつつもその金額に尻込みしていた3Dプリンタですが、ステイホームが暇なのでようやく購入する気になりました。
まずは下調べから。
とりあえずGoogle先生をたよりに3Dプリンタ界隈の情報を集めて、よさそうなエントリを書いてた方を中心にTwitterで3Dプリンタクラスタっぽい人をリストに放り込みます。
しばらくクラスタの方々を観測した結果、2つの大きなクラスタに分類できました。
上記のクラスタによって使用している3Dプリンターが異なるので、3Dプリンタでなにかを作って楽しみたい私は後者のクラスタで使われている機種から予算内の鉄板(?)を選定することにしました。
機種選定
機種による差別化要素は以下のとおり。
- 使用できるフィラメント
- PLAとABSは印刷したい
- ABS使うならヒートベッド必須
- TPUは気になるけれど必須ではない
- PLAとABSは印刷したい
- 印刷可能なサイズ
- 印刷サイズは想像つかないので、150x150x150あればいいや
- 印刷サイズが大きいほど精度出すのは難しそう(な気がする)
- 筐体が密閉されているか
- 密閉されていないフレームっぽいプリンタを買った方も、最終的にはABSの温度問題に悩まされて箱を作ってたので、箱付きが欲しい
- (使い物になるまでに)カスタマイズが必要かどうか
- スタンドアローン動作するか
- 夜中に印刷したいのでPCと別の部屋で使いたい
- RaspberryPiをつければスタンドアローン対応するよ!みたいなカスタマイズ例も多いけど、それはスタンドアローンなのか?問題がある
- Raspberry Piも安くはないのですよ…
- 補修部品が手にはいるか
- AliExpressから安価に部品が購入できる機種もあるが、要カスタマイズな機種に多い気がする
- とりあえずメーカーから消耗品とか交換部品が供給されるようならOKとする
ということで、FlashForgeのAdventurer3を購入しました。
- ABS, PLAが使える
- ヒートベッドあり
- 筐体があるので温度管理しやすい
- カスタマイズ不要でそこそこ精度が出る(らしい)
- 最初からスタンドアローンで動作する(rasPiであれこれ…とか不要)
- 日本代理店があって、保証も効く(1年)
(新モデルで上位機種のAdventurer3xというのも登場してたけど、使わないであろう金属フィラメント対応とかあんまり興味なかった)
届いてからやったこと
まずは3Dプリントの環境を整えることからですね。
平面出し
1時間かけて1層だけの150x150のシートを生み出しては調整…を繰り返すこと数時間、ツラかった。
結局満点は出せなくて、途中であきらめてラフトに頼ることにしました。
左右バランスは少し右低いかな?程度まで追い込みましたが、前後とかどうすればいいのこれ…という感じ。
フィラメントホルダー
Adventure3は本体にフィラメントホルダーが内蔵されていますが、500gサイズのリールしか対応していません。
フィラメントはだいたい1kgが標準。Adventurer3ユーザーの間では、本体とは別にホルダーを製作してそこにフィラメントを置くのがスタンダードなようです。
いくつか作って試した結果、このホルダーになりました。
https://www.thingiverse.com/thing:2221639
ハメこみ部分は微妙に精度が足りなくて、結局ヤスリがけしたり調整が必要でした。
3Dプリンターで作る部品、微妙に精度足りてない。
— あおせ@NC1.5 (@i_aose) 2020年7月25日
ベアリングがハマらなくて、冷凍庫で冷やして、ソケットとハンマー使って必死に打ち込んだ。
フィラメントケース
フィラメントホルダーを作成してしばらくすると、印刷物に糸引きが出てきました。
フィラメントが湿気を吸うと糸引きが出てきて、最後には印刷品質が下がるというのを見かけていたので、ケースを作成することにしました。
フィラメントホルダーが収まるサイズのプラスチック製の米びつを購入。
AliExpressで安価なテフロンチューブとクイック継手を購入し、米びつに取り付けました。
チューブの抵抗がないというと嘘になるくらいには重たいけど、まぁ動いてるのでヨシ。
乾燥剤は100均で購入したものを投入。
湿度計はAliExpressで450円/個あたりで販売されているXiaomi製。
フィラメントケース製作から一週間。ちゃんと印刷できるし湿度キープされてるしいい感じ。 pic.twitter.com/Zyvn7C24J3
— あおせ@NC1.5 (@i_aose) 2020年8月5日
モデリング
とりあえずfusion360つかっとけばええやろーというノリ。情報多くて助かりますね。
いざ、印刷
当面フィラメントは純正PLAを使用します。
3Dプリントは紙に印刷するのとは違って設定できるパラメータがとにかく多い。
まずは設定を追い込まずに結果が出せる純正PLAで3Dプリンタに慣れます。
フィラメントが悪いのか、モデル・スライスが悪いのか、ヘッド温度などの設定が悪いのか、問題になりそうな要素を減らしてから挑戦。
ずっと購入しつづけるにはお高いので、もう少し慣れたら安価な社外を探しましょう。
ということで、fusion360でモデルを作っては印刷しています。
とりあえず作ったもの
- 天井の照明のアダプタ
- スティックPCの壁掛けアダプタ
- キッチンの**ホルダー系
などなど…
まとめ
今のところプリンターへの大きな不満はなし。
キャリブレーションとかプリンター改造も浪漫はあるけど、それは2台目以降がいいんじゃないかな…作りたいものはたくさんあるので、まずは作ることから。
3Dプリンター、今まで培ったあらゆるノウハウが無駄に活用されてて、総合格闘技感ある。
— あおせ@NC1.5 (@i_aose) 2020年7月25日
これで終わらなかった
なんてことを書いてたら、ある日電源を入ても起動中の画面から進まない状態に…故障ですか。
購入1ヶ月で使えなくなるの…ということで、故障編につづく。